日常生活にもっとインターネットを活用しよう! iotとm2mとは?
スマートグリッド、スマートシティなど、インターネットを活用してもっと日常生活を安全・快適に使用という動きが進んでいます。その重要なキーワードとなっているのが、iot(internet of things)とm2m(machine to machine)です。この2つは同じような印象を受けますが、違いもあるので知っておきたいところです。
iotとは、正式名称からもわかるように「モノをインターネットでつなげる」点に焦点が当てられています。そして、インターネットは離れた場所同士での通信ができる点に最大のメリットがあります。ですから、基本的にiotは離れたところからいかにうまくモノを利用できるかが問われます。もっとも導入が進んでいるのが、防犯カメラの遠隔操作や外出先からの電気・ガスの利用状況のチェックなどです。さらには天気や日当たり具合に合わせて植物に水をまく量を調節する、ドローンを活用した情報収集や自動配送、自動運転の自動車の開発など、自動制御もiotの重要なポイントです。
それに対してm2mは「machine」という言葉が使われているように、機械をメインとしたモノとモノ同士のデータのやりとりのことを言います。ですから必ずしもインターネット回線を利用する必要はなく、機械同士のデータの送受信ができる環境ならば導入が可能です。
ただm2mだけを単体で導入するのではなく、iotを組み合わせることで相乗効果も期待できます。ネット回線で遠隔地から機械同士のデータのやり取りができれば、より幅広い活用ができるからです。こうしたiot,m2m環境の鍵を握るのがSIMカードです。スマホのSIMカードでも利用可能ですが、それでは料金が高いでしょう。そこで、より低料金で利用できるiot専用SIMカードも発売されているのです。
iotとm2mの違い、それぞれのメリットを踏まえつつ格安料金で利用できるSIMカードの導入を目指せば、スマートグリッドを実現することも可能になるでしょう。